プラチナ午前=プラチナは反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の押し目を買われたこ
とを受けて堅調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが115〜153円高、プラチナミニ
が86.0〜131.0円高、プラチナスポットが133円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万5879枚、プラチナミニが
1392枚、プラチナスポットが2877枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは買い戻し主導で急伸】
 プラチナはイスラエルのガザ侵攻によるリスク回避の動きが上値を抑える要因になっ
たが、欧州時間から買い戻しが入って上昇した。ニューヨーク市場で大口投機家が売り
越しており、ドル安も支援要因となり、一段高となった。また英金融大手HSBCホー
ルディングスのノエル・クイン最高経営責任者(CEO)は、中国の不安定な商業用不
動産市場が最悪局面を脱した可能性があるとの見方を示した。ただ中国の不動産開発大
手、恒大集団に対する清算申し立てを巡る審理が12月4日に延期され、不動産危機に
対する懸念が残っている。
 プラチナ先限は9月25日以来の高値4422円を付けた。ニューヨーク高が支援要
因になった。円相場は1ドル=149円台前半で円高が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の932.50ドルから、ドル高に上値
を抑えられたが、金堅調を受けて押し目を買われた。
 午前11時現在、プラチナは934.50ドル、パラジウムが1125.50ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが902.80ドル、パラジウムが
1123.00ドル。
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