(NY時間09:33) AMD<AMD> 100.98(+2.48 +2.52%) AMD<AMD>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第4四半期の売上高見通しは予想を下回っていた。データセンターは力強い成長を見込んでいるものの、ゲーム事業の売上減少を見込んでいる。 同社はPCをゲーム機に変えるアドイン・グラフィックス・カードに搭載されるチップの第2位のメーカーで、ソニーやマイクロソフトのゲーム機にもチップを提供している。こうした製品の需要は通常年末商戦で高まり、必要な部品は現時点で発注される。フーCFOは声明で「全体の需要は好調だが、ゲーム分野の売上減少によってそれは相殺される」と述べていた。 同社株は時間外で軟調な推移を見せていたものの、買い戻しが膨らみ、上昇して通常取引に入って来ている。同社は新しいAIチップ「MI300」が来年に20億ドルの売上を生み出すと述べていた。アナリストも新AIチップがもたらすと期待される売上について肯定的に見ている。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.70ドル(予想:0.67ドル) ・売上高:58.0億ドル(予想:57.0億ドル) データセンター:16.0億ドル(予想:16.2億ドル) ゲーミング:15.1億ドル(予想:15.3億ドル) クライアント:14.5億ドル(予想:12.3億ドル) エンベデッド:12.4億ドル(予想:13.1億ドル) ・粗利益率(調整後):51.0%(予想:51.0%) ・営業利益率(調整後):22.0%(予想:21.6%) ・FCF:2.97億ドル(予想:15.2億ドル) (10-12月・第4四半期見通し) ・売上高:58~64億ドル(予想:64.0億ドル) ・粗利益率(調整後):約51.5%(予想:52.1%) ・データセンターは力強い成長を見込む ・ゲーム事業の売上減少を見込む。 ・エンベデッド市場の需要軟化を見込む。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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