(NY時間17:05)時間外 ブロック<SQ> 52.35(+8.37 +19.03%) 決済サービスのブロック<SQ>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。総取扱高も予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期のEBITDA見通しを上方修正した。 中核事業の人気のキャッシュ・アプリとスクエアの利益がそれぞれ27%と15%の増益となった。同社によると、キャッシュ・アプリは9月時点で200万人を超える月間アクティブ有料ユーザーを獲得しており、6月から倍増しているとしている。 同社はまた、フリーキャッシュフロー(FCF)の創出と利益が今後数年で改善すると予想し、初の10億ドルの自社株買い計画を発表した。 アフジャCFOはインタビューで「スクエアでは何百万もの中小企業を、キャッシュ・アプリでは消費者を見渡すことができる。そのため、マクロ情勢を的確に把握できるというメリットがある」と語った。キャッシュ・アプリの観点からは、消費は健全なトレンドが続いているとしている。 株価は時間外で19%の大幅高。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.55ドル(予想:0.45ドル) ・経常収益:56.2億ドル(予想:54.7億ドル) 決済ベース:16.6億ドル(予想:16.8億ドル) サブスク&サービスベース:14.9億ドル(予想:14.9億ドル) ハードウエア:0.42億ドル(予想:0.45億ドル) ビットコイン:24.2億ドル(予想:22.1億ドル) キャッシュアプリ:35.8億ドル(予想:33.9億ドル) ・総取扱額:660.8億ドル(予想:610.4億ドル) ・EBITDA(調整後):4.77億ドル(予想:3.74億ドル) (通期見通し) ・EBITDA(調整後):16.6~16.8億ドル(従来:15.0億ドル)(予想:15.2億ドル) ・営業利益:2.05~2.25億ドル(従来:0.25億ドル)(予想:0.86億ドル) (24年度通期見通し) ・EBITDA(調整後):24億ドル ・営業利益:8.75億ドル 【企業概要】 米国・カナダ・日本など幅広い地域のサービス・食品関連・小売などの多様な個人事業主から多店舗企業と幅広い規模の販売者向けに、ソフトとハードウェアに金融サービスを組み合わせ販売者を支援するコマースエコシステムと決済サービスを提供する。また、個人向けの金銭管理Cash Appも提供する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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