[今夜の視点]海外原油=来年の景気を意識するなら続落か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.40ドル安の76.97ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは76.51〜77.53ドル。
 来年以降の景気悪化懸念が原油相場を圧迫しているとすると、今晩の海外原油は続落
か。ユーロ圏の国内総生産(GDP)はすでに縮小しており、景気悪化が世界へ広がっ
ていく可能性が想定されている。世界で最も石油を消費する米国や、それに次ぐ中国経
済を悲観する必要は今のところ乏しいが、これまでの金融引き締めの効果が全面的に現
れるのは来年であり、楽観できないのは確かである。7月以降の石油輸出国機構(OP
EC)プラスの輸出量が拡大していると見られることも圧迫要因であり、売りが続くだ
ろう。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 小売売上高 2023年9月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2023年10月確報(連邦統計庁)
◆ フランス ◆
【経済】16:45 国際収支 2023年9月(フランス銀行)
【経済】16:45 貿易収支 2023年9月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】11/9 00:00 卸売在庫 2023年9月確報値(商務省)
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