(NY時間09:50) バイオジェン<BIIB> 238.52(-7.09 -2.89%) バイオジェン<BIIB>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。通期のガイダンスも公表し、売上高については1桁台前半の減少に上方修正したものの、1株利益については下方修正した。9月に完了したリータ・ファーマ社の買収に関連した費用計上が影響。 投資家はエーザイと共同開発のアルツハイマー治療薬「レケンビ」とリータ社買収で獲得した「スカイクラリス」に注目している。エーザイはレケンビの売上が今四半期で大幅に増加すると見ており、2024年3月期までの1年間で100億円(6640万ドル)の売上を目指していると発表していた。レケンビは2週間ごとに病院や診療所で点滴静注する必要があるため、アナリストらはゆっくりとした展開になると見ている。また、エーザイは先月、患者の自宅で投与可能な注射剤が、現在承認されている製剤よりも強力であると発表していた。 一方、スカイクラリスは今年初めに米国で販売が許可され、フリードライヒ失調症に対する初の承認された治療薬となった。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):4.36ドル(予想:3.99ドル) ・売上高:25.3億ドル(予想:24.0億ドル) ・研究開発費(調整後):5.39億ドル (通期見通し) ・1株利益(調整後):14.50~15.00(従来:15.00~16.00ドル ・売上高:1桁台前半の減少(従来:1桁台半ばの減少) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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