NYプラチナ市況=続落、プラチナは金軟調につれ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   898.6      900.5       870.9       871.5    - 26.5
         (24/ 4)   905.6      907.1       877.7       878.3    - 26.6
 パラジウム  (23/12)  1063.50    1065.00     1013.00     1060.40   -  2.40
         (24/ 3)  1066.50    1071.00     1020.00     1066.10   -  2.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          34,134         25,930        73,613       (+     89)
 パラジウム          7,499          7,757        25,310       (+  1,089)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          34,112.27  -  40.33
      7日  150.45/47   1.0695/97   ・ナスダック         13,650.41  +  10.55
      8日  150.99/01   1.0709/11   ・10年米国債利回り      4.51  -   0.06
・NY原油  (23/12)   75.33 - 2.04  ・SPDR保有金残高    867.57      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比は、プラチナが29.5〜26.0
ドル安、中心限月の1月限が26.5ドル安、パラジウムが2.70〜2.40ドル
安、中心限月の12月限は2.40ドル安。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となっ
た。日中取引では、金軟調につれ安となった。
 パラジウム12月限は時間外取引でドル高を受けて一代安値を更新したが、日中取引
ではドル高一服を受けて下げ一服となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を882.0〜900.5ドルのレンジで推移し、前日
比13.6ドル安の884.4ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル高や金軟
調を受けて売り優勢となった。
 日中取引は、金軟調につれ安となった。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル
要因の売りが出て一段安となった。その後は原油安も圧迫要因となり、870.9ドル
まで下落した。
 ドル高が一服したが、金軟調や原油安が圧迫要因になった。ユーロ圏の小売売上高が
減少し、需要伸び悩みに対する懸念が出たことも手じまい売りを促した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1013.00〜1063.50ドルのレンジ
で推移し、前日比37.30ドル安の1025.50ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル高を受けて売り優勢となった。一代安値を更新し、1013.00ドル
まで下落した。
 日中取引は、ドル高一服を受けて下げ一服となった。その後は買い戻し主導で値を戻
し、1065.00ドルまで上昇した。
 7日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの22万7396
オンス、パラジウムは変わらずの4万3271オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)が発表した消費者期待調査によると、ユーロ圏の消費者の今
後1年間の予想インフレ率は中央値で4%に上昇した。
・イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、利下げについて議論するのは時
期尚早だと指摘、その上でインフレ率が2年以内に目標水準まで低下すると「楽観」し
ていると述べた。
・9月のユーロ圏小売売上高は、前月比で0.3%、前年比で2.9%それぞれ減少し
た。ほぼ予想通りの内容となり、消費需要低迷と景気後退見通しを裏付けた。
・米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は、持続的なインフレ圧力や中国の一段の
景気減速などが世界の金融安定を脅かす国際的なリスクと指摘した。
・ドイツ経済専門家会議は年次報告書で、ドイツの2024年の国内総生産(GDP)
が前年比0.7%増となり、23年見込みの0.4%減から小幅回復にとどまるとの予
測を示した。
・国連のターク人権高等弁務官は、開始から1カ月が経過したイスラエルとイスラム組
織ハマスの軍事衝突について、双方によって戦争犯罪が行われているとの認識を示し
た。
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