【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い 優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の一段高を受けて上げ幅を拡大した。パ ラジウムの商いは成立しなかった。 新甫2026年12月限はプラチナが1万0550円、プラチナミニが1万 0607.0円でそれぞれ発会した。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが758〜867円高、プラチナミニ が71.5円安〜800.0円高、プラチナスポットが820円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万7598枚、プラチナミニが 2635枚、プラチナスポットが4200枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは一代高値更新が続く】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米国とベネズエラの緊張の高まりや ドル安が支援要因になった。12月の米消費者信頼感指数は89.1と、前月から 3.8ポイント低下し、市場予想の91.0を下回った。雇用と所得に対する不安の高 まりを反映した。 中国不動産大手の万科企業は、資金繰りに苦しんだ他のデベロッパーと同様、最終的 に債務再編を提案する前に、社債返済の短期的な猶予を複数回求める可能性が高そう だ。 プラチナ先限は上場来高値1万1010円を付けた。ニューヨーク高が支援要因にな った。円相場は1ドル=155円台後半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の2333.64ドルから、金堅調につ れ高となった。 午前11時現在、プラチナは2346.38ドル、パラジウムが1899.50ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが2177.20ドル、パラジウムが 1812.80ドル。 MINKABU PRESS
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