[今夜の視点]シカゴ大豆=週間輸出成約高にも注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は弱含み。1月限1380セント台前半で軟化。前日は後述す
るように、10月の米油糧種子加工業者協会(NOPA)の月間大豆圧砕高が強気な数
値となったものの、全体のドル高に流れに圧迫される形で、14ドル台乗せに失敗し
た。今夜もドルの動きには注意したいが、ブラジル産地の降雨予報も弱気されそうなた
め、さらに下振れする可能性も秘めている。また今夜は週間輸出成約高も発表される。

 前日のシカゴ大豆はまちまち。期近の主要限月は反落。10月のNOPAの月間大豆
圧砕高が1億8980万Buと、10月としては過去最高となったものの、ドル高や原
油安の流れでシカゴ穀物全体に軟調な展開となった。ブラジル産地の降雨予報も圧迫要
因。なお大豆油在庫は2014年11月以来の低水準となっている。

 1月限は1398.50セントまで上伸して戻り高値を更新したものの、14ドルに
は届かず大きく崩れて、引けは1385.00セントだった。

<今夜の予定>
◆ 中国 ◆
【経済】 10:30 住宅価格指数 2023年10月(国家統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】 22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】 22:30 輸出入物価指数 2023年10月(労働省)
【経済】 22:30 製造業景況指数 2023年11月(フィラデルフィア連銀)
【経済】 23:15 鉱工業生産・設備稼働率 2023年10月(FRB)
【経済】 11/17 06:00 対米証券投資 2023年9月(財務省)
【農産】 22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)

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