NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   904.8      929.1       899.4       927.4    + 25.7
         (24/ 4)   908.5      935.2       905.8       933.6    + 25.3
 パラジウム  (23/12)  1060.50    1097.50     1053.00     1092.30   + 33.40
         (24/ 3)  1062.00    1099.50     1060.50     1095.20   + 33.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,109         20,116        79,275       (-  1,387)
 パラジウム         12,072          9,010        26,947       (-    471)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          35,151.04  + 203.76
     17日  149.71/73   1.0907/09   ・ナスダック         14,284.54  + 159.06
     20日  148.33/35   1.0941/43   ・10年米国債利回り      4.42  -   0.02
・NY原油  (23/12)   77.60 + 1.71  ・SPDR保有金残高    883.43  +  12.98
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。前日比は、プラ
チナが23.4〜26.8ドル高、中心限月の1月限が25.7ドル高、パラジウムが
29.80〜33.40ドル高、中心限月の12月限は33.40ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、ドル安を受けて下げ一服となったが、金軟
調に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となった。日中取引で
は、ドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。
 パラジウム12月限はドル安を受けて買い戻されて堅調となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を899.4〜911.4ドルのレンジで推移し、前日
比4.0ドル高の905.7ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル安を受けて
下げ一服となったが、金軟調に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、戻りを売られて
軟調となった。
 日中取引は、900.9ドルで押し目を買われた。その後は、ドル安を受けて地合い
を引き締めると、時間外取引の高値を突破し、買い戻し主導で上昇し、929.1ドル
まで上値を伸ばした。
 大口投機家が再び売り方に回るなか、ドル安を受けて買い戻された。米金融当局者の
タカ派発言が続いているが、米国債の利回り低下を受けてドル安に振れた。米リッチモ
ンド地区連銀のバーキン総裁は、「頑固」なインフレが続く公算が大きく、米連邦準備
理事会(FRB)が投資家の予想以上に長期間にわたり高水準の金利を維持することが
正当化される可能性があるという見解を示した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1053.00〜1069.00ドルのレンジ
で推移し、前日比3.60ドル高の1062.50ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、戻りを売られたが、ドル安を受けて下げ一服となった。欧州時間に入ると、他
の貴金属の軟調に上値を抑えられた。
 日中取引は、ドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。時間外取引の高値を突破し、
1097.50ドルまで上昇した。
 17日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの22万5442
オンス、パラジウムは変わらずの4万3271オンス。
今日の材料
・10月の独生産者物価指数(PPI)は前年比で11.0%下落し、市場予想と一致
した。下落傾向が続いている。
・欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏銀行株のバリュエーションが低いのは、信用リ
スクや株主配当に対する懸念を反映しているもようで、融資条件厳格化を通じて将来的
に与信の伸びを圧迫する可能性が高いと指摘した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は、ECBによ
る利下げの可能性について語るのは時期尚早との考えを示した。
・米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、「頑固」なインフレが続く公算が大き
く、米連邦準備理事会(FRB)が投資家の予想以上に長期間にわたり高水準の金利を
維持することが正当化される可能性があるという見解を示した。
・パレスチナ自治区ガザのインドネシア病院が、イスラエル軍に包囲され、戦車からの
砲撃によってパレスチナ人12人が死亡した。
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