●短期見通し原油、産油国の対応見極め=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需要不安の値下がりに対して、産油国の対応を見極める局面になる。石油輸出国機構
(OPEC)プラスの合同閣僚監視委員会(JMMC)は26日開催予定を30日に延
期した。合意形成に手間取っており、大規模な減産合意は難しくなっている可能性があ
る。今後数日で詰めの協議が行われるため、最終的にどのような合意が行われるのかは
見えてこない。ある程度の規模でも減産合意ができれば、下値不安は後退するが、80
ドル台回復の有無が問われる程度になる。仮に100万バレル規模の減産が合意できれ
ば80ドル台中盤から後半を試す余地も浮上するが、まずはイベントリスクから現行価
格水準で様子見になろう。現行価格からの下落余地は乏しいが、先高感形成までは難し
い。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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