アジア株 上海株3週間ぶり安値 香港株下げ拡大 中国工業利益伸び鈍化で投資家心理悪化 PMIは11月も50割れか 東京時間13:58現在 香港ハンセン指数 17385.08(-174.34 -0.99%) 中国上海総合指数 3017.93(-23.05 -0.76%) 台湾加権指数 17178.41(-109.01 -0.63%) 韓国総合株価指数 2492.82(-3.81 -0.15%) 豪ASX200指数 6995.30(-45.45 -0.65%) インドSENSEX30種 65970.04(休場) アジア株は総じて下落、中国景気減速懸念が重石。 中国資産運用大手の中植企業集団が日本円でおよそ5兆4000億円の資金が不足、深刻な支払い不能状態にあると説明した。これを受け「影の銀行」(シャドーバンキング)問題が再燃している。また、きょう発表された中国10月の工業企業利益が前回から伸びが大きく鈍化したことで、投資家心理が悪化している。今週発表される中国製造業PMIは11月も好不況の分かれ目である50を割り込むことが予想されており、中国の景気先行きに対する不安が強まっている。 また、中国国内で子供の呼吸器疾患が急増していることも不安視されている。 中国当局は呼吸器疾患急増についてインフルエンザが中心だとしながらも、ライノウイルスとマイコプラズマ肺炎、RSウイルスも流行していると述べた。冬本番にかけての感染増加が警戒される。台湾当局は中国、香港、マカオからの旅行者に対し厳戒態勢をとると発表。また、中国に渡航する予定のある者には事前にワクチンを接種するよう呼びかけている。 香港株は一段安。CG SERVICESや龍湖集団、華潤置地、中国海外発展など不動産株の下げがきつい。保険や銀行など金融株も総じて下落している。不動産会社会社の新世界発展は6%超安、およそ20年ぶり安値をつけている。米バンクオブアメリカが同社の投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。 上海株は約3週間ぶり安値をつけている。不動産株が総じて下落しているほか、金融や生活必需品、公益関連も下落している。
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