このあと日本時間0時に10月の米新築住宅販売件数が発表される。予想は年率換算で72.5万件と、予想外に急増した前回からの反動減が見込まれている。住宅ローン金利の高騰で、住宅保有者の買い替えが進まず、中古住宅市場は品薄の状況が続いている。そのため、住宅購入希望者は新築に目を向けているが、高水準の住宅ローン金利と価格高騰が希望者の購入意欲を制限していると見られている。 また、今月発表の米中古住宅販売件数のデータで、なお低水準ではあるが、在庫水準がとりあえず回復を見せていたことも減少予想に繋がっているようだ。 今月発表の住宅建設業者の景況感を示すNAHB住宅市場指数も予想以上に弱い内容となっていた。ただ、住宅着工や住宅建設許可件数は前回から増加していたことから、70万件の水準は維持すると見られている模様。 *米新築住宅販売件数(10月)0:00 予想 72.5.万件 前回 75.9万件(年率換算) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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