プラチナ市況=プラチナが反発、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,710    +64     9,712   +57  : 2,041.38    -1.39
銀          118.0   +3.5     120.0  +1.5  : 2,527.00   +25.00
プラチナ     4,436    +24     4,363    +5  :   930.79    -3.41
パラジウム   4,900   -200     4,900  -200  : 1,009.19   -13.06
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.01   +0.95  ユーロ・ドル相場   1.0906  -0.0069
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナは円安を受けて買い優勢
で始まったのち、円安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の戻
りが一服したが、円安を受けて堅調となった。パラジウムの商いは成立せず、帳入値で
下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが5〜29円高、プラチナスポットが37円
高、パラジウムが全限月が200円安。
 推定出来高は、プラチナが6675枚、プラチナミニが453枚、プラチナスポット
が3950枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国の財新製造業PMIの改善も上値重い】
 プラチナ先限は夜間取引で4397円まで上昇した。円安が支援要因になった。円相
場は1ドル=148円台前半で円安が一服したが、午後に入ると、再び円安に振れた。
 11月の中国の財新製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.7と前月の
49.5から上昇した。事前予想の49.6も上回った。香港株は改善を好感したが、
中国経済の先行き懸念が残り、戻りを売られた。一方、米連邦準備理事会(FRB)の
利上げ停止見通しが支援要因だが、今夜はパウエル米FRB議長の発言がある。タカ派
の見方が示されると、ドル高に振れ、上値を抑えられる可能性がある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の927.00ドルから、ドル安を
受けて932ドル台まで上昇した。午後に入ると、ドル安一服を受けて上げ一服となっ
た。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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