−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 2 2,042.2 -47.5 シカゴ大豆 2024/ 1 1,306.25 -18.75 NY銀 2024/ 3 2,490.7 -95.0 シカゴコーン 2024/ 3 485.50 + 0.75 NYプラ 2024/ 1 925.1 -11.0 NY原油 2024/ 1 73.04 - 1.03 NYパラ 2024/ 3 980.70 -29.70 ドル・円 147.34 + 0.52 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147.30円台で推移 NY為替市場、ドル買い戻しの動きも見られ、ドル円は1ドル=147円台回復を試 す動きとなった。米国債利回りが上昇し、ドル円にも買い戻しが出たもよう。今週から FOMC委員が来週のFOMCに向けて発言を控えるブラックアウト期間に入ったが、 それを前に先週はパウエルFRB議長の講演が伝わっていた。 議長は市場の利下げ期待に否定的な見解を示し、場合によっては追加利上げの可能性 も温存させていた。しかし、市場は見方を変えず、議長が「政策金利は抑制的な領域に 深く入った」と述べこと1点のみに反応し、ドル売りを継続している。市場とFOMC 委員との見解の差が浮き彫りになっている象徴的な動きではあった。 今週は週末の米雇用統計が控える中で、求人件数やISM非製造業景気指数、ADP 雇用統計なども週内に発表され、今週のイベント待ちの雰囲気も強かった。 ◎NY貴金属=軒並み下落、米国債の利回り上昇やドル高で ニューヨーク金、銀は反落。 金2月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待などを 受けて急伸すると、一代高値を更新した。ただ買い一巡後は利食い売りなどが出て上げ 一服となった。欧州時間に入ると、手じまい売りなどが出た。日中取引では、米国債の 利回り上昇やドル高を受けて売り優勢となった。 銀3月限は金急伸につれ高となったが、金が上げ一服となると、戻りを売られた。日 中取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、金急伸につれ高となったが、利食い売りな などが出て上げ一服となった。欧州時間に入ると、金軟調につれ安となったが、押し目 を買われて下げ一服となった。日中取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となっ た。 パラジウム3月限は日中取引でドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となっ た。 ◎LME=軒並み反落、ドル高・米株安やNY金の大幅安などで売り優勢 アルミ3カ月物は反落。2204ドルと売り優勢で取引を開始。直後にプラスサイド に転じて2213ドルまで値を伸ばした。しかし、高値を離れた後は軟化に転じて一時 は2187ドルまで値を落とした。この水準で買い戻された後、しばらく2190ドル 台で推移する場面が見られたが、米国の時間帯を迎えるとドル高や米株安、ニューヨー ク金の大幅安を嫌気し、2174ドルの安値を付けるまで一段安となった。安値を離れ た後は2180ドル台を回復して終えたが、終値ベースでは10月23日以来の低水準 となった。 銅3カ月物は反落。8610ドルと前週末の終値より若干値を落として取引を開始し た。アジア株の頭重い足取りに加え、利益確定の動きが広がったこともあり、値を落と したが、8450ドルに達した後に買い戻された。その後は8475〜8515ドルと 限られたレンジを中心に高下した。しかし、ドル買いの動きが広がったうえ、米株式市 場やニューヨーク金市場の軟調な足取りが重石となって値を落とし、終盤に8427ド ルの安値まで軟化。安値を買い戻されたものの戻りは限られ、3ケタの下げ幅を記録し て、この日の安値圏のまま引けを迎えた。 ◎NY原油=続落、OPECプラスの追加減産の効果を疑問視 ニューヨーク原油の期近は続落。 先週の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合で発表された追加減産によっ て、需給が引き締まっていくのかどうか不透明であるとみられていることが重し。OP ECに加盟しているものの、生産制限のないイランは増産傾向にあるほか、OPECプ ラスに参加する予定のブラジルの生産量も増加傾向にあり、今回の追加減産の効果は不 透明。米国は脱炭素社会の実現を推進している一方、原油生産量が過去最高水準で推移 していることも供給過剰見通しを後押し。 改質ガソリンは反発。ヒーティングオイルはの期近は続落。ヒーティングオイルは下 値探りが継続している。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近から大幅続落、コーンは小幅まちまち 大豆は期近から大幅続落。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高が事前予想を下回ったことに加え、ドル に買い戻しが見られたことが弱材料となった。また、ブラジルで降雨が発生し引き続き 生育環境が改善していることも売りを呼ぶ要因となった。 コーンは小幅まちまち。 ドル高傾向や大豆の軟調な足取りが重石となる一方、米農務省(USDA)発表の週 間輸出検証高が事前予想を上回る強気な内容だったうえ、小麦が急伸したことが強気材 料視されるなど、強弱材料が交錯するなか期近の3月限はプラスサイドで終了。ただ、 今月納会を迎える12月当限以外と期先限月以外の前日比は1セント以内にとどまるな ど、全体的に模様眺めムードの強さを窺わせる足取りだった。 MINKABU PRESS
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