プラチナ市況=プラチナが続落、現物相場の下落で下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,602   -234     9,608  -231  : 2,033.09   -52.80
銀          118.0    0.0     116.8  -3.0  : 2,451.00   -92.00
プラチナ     4,325    -65     4,279   -75  :   914.40   -17.90
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   973.44   -23.19
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.91   +0.23  ユーロ・ドル相場   1.0844  -0.0029
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りを売られたことを受けて軟
調となった。午前11時過ぎからわずかに下げ幅を縮小も現物相場の下落で午後1時前
から再度、下げ幅を拡大した。終盤も軟調に推移し、先限は75円安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが75〜48円安、プラチナスポットが39
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9968枚、プラチナミニが790枚、プラチナスポット
が5258枚、パラジウムが0枚。
【週後半、現物相場が900ドル水準を維持できるかに注目】
 プラチナ先限は夜間取引で4361円をつけ小幅高となった後、下げに転じ、11月
21日以来の安値となる4274円まで軟化する波乱の展開。日中取引でも戻りは鈍
く、日足は4日連続の陰線引け。長大陰線引けとなり、まだ下値の余地があるチャート
となった。
 週後半は米労働市場に関する米経済指標の発表が続く。ドル高となった場合、金が現
物価格べースで2000ドル台に接近する下落シナリオが描けるが、押し目買いが喚起
され、プラチナも900ドル水準を維持できるかに注目したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調に推移。朝方の919.62ドルから、923
ドル台まで上昇したが、ドル安一服を受けて戻りを売られ午前中に913ドルまで反
落。午後に918ドル台まで反発したが、午後になり、売り圧力が強まり、午後4時前
に907ドル台まで下落し、安値模索の展開。
MINKABU PRESS 森 成俊

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。