金・銀市況=金が急反落、午後に入り再軟化で先限は230円超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,602   -234     9,608  -231  : 2,033.09   -52.80
銀          118.0    0.0     116.8  -3.0  : 2,451.00   -92.00
プラチナ     4,325    -65     4,279   -75  :   914.40   -17.90
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   973.44   -23.19
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.91   +0.23  ユーロ・ドル相場   1.0844  -0.0029
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【市況】
 金は急反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場の堅調や、円安が下支えになった。午後1時頃まで緩やかに下値を切り上げた
が、1時過ぎから現物相場の再軟化から下げ幅を拡大し、先限は230円超の下落で引
けた。
 銀は総じて下落。4月限と10月限の下落に続き、8月限も軟化。
 前営業日比は、金標準、金ミニが253〜230円安、ゴールドスポットが260円
安、銀が4.5円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が8万2110枚、金ミニが1万1900枚、ゴールドスポットが
2万8272枚、銀が11枚。
【金は内外市場で利食い売りが殺到、押し目買いが喚起されるかに注目】
 金先限は夜間取引で9557円まで下落し、11月24日以来の安値まで修正安が進
行した。夜間取引の後半から下値を切り上げたが、日中取引は9654円で戻りを抑え
られた。午後になり、下げ幅を拡大し、終盤に9603円の安値をつけた。9600円
割れ回避も大幅安で引けた。
 昨日の東京時間の午前8時過ぎからの急騰は、その後、反動安となり、噴き上げ局面
となった。買われ過ぎ感、高値警戒感が強まり、内外の金市場で利食い売りが殺到し
た。週半ばから後半の押し目形成場面で買いが喚起されるかに注目したい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場では、米国債の利回り上
昇やドル高を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の2030.23ドルか
ら、押し目を買われて堅調となり、2040ドル水準まで上昇。午後は2031ドル台
まで軟化したが、ユーロドル堅調に支援され、2034ドル台に再浮上。
MINKABU PRESS 森 成俊

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