【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の小反発、金の下げ幅縮小から期 先が下値を切り上げている。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時22分現在の前営業日比は、プラチナが64〜39円安、プラチナミニが 55.5〜41.0円安、プラチナスポットが89円安、パラジウムが出来ず。 午前11時22分現在の出来高は、プラチナが1万0878枚、プラチナミニが 747枚、プラチナスポットが3311枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは軟調、中国の景気不安が戻りの足かせ】 プラチナは軟調。幾分、期先が下げ幅を縮小も軟調地合いを払拭する戻りにはなって いない。標準の出来高が1万0800枚超えとなり、打診買いの動きは感じられるが、 金の反発力が弱く先限は4249円で戻りを抑えられた。4250円超えとなると、買 い戻しが増える可能性がある。4269円超えで引けると、日足は5日ぶりに陽線引け となる。打診買いもあるが、ここまでは、まとまった買い戻しを誘うほどの反発力はな い。日経平均株価が大幅反発となっているが、上海株は弱含みで推移し、中国の景気不 安が根強いことはプラチナの戻りの足かせ。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、900ドルを挟んで推移。午前8時半過ぎに895 ドル台に軟化も買い拾われ、906ドル台まで反発。いったん898ドル台に反落した が、900ドル割れは再度、買い拾われ、903ドル台まで再浮上。 午前11時25分現在、プラチナは901.50ドル、パラジウムが941.76ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが911・70ドル、パラジウムが 973.44ドル。 MINKABU PRESS
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