●短期見通し穀物、トウモロコシは底入れも小動き=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、需給緩和状態が嫌気、安値低迷状態が続く見通し。潤沢な在庫が上
昇余地を限定する展開に変化は生じないだろう。ただし、農家の売り渋りが始まる価格
水準に到達しており、逆に下落余地も乏しい。小麦相場が底入れ感を強めていること、
良好な輸出環境もポジティブ。8日に米農務省(USDA)需給報告の発表も控え、持
ち高調整が中心の展開が続く見通し。
 大豆は、良好な需要環境を背景に地合を引き締めよう。南米の天候リスク軽減で
1400セント台乗せに失敗した後の調整売りが優勢になっているが、需給目線だと下
げ過ぎ感や割安感が強い。まだ底入れ感の形成には至っていないが、輸出と圧砕需要は
ともに堅調である。現行価格は下げ過ぎであり、押し目買い優勢の地合は崩れないだろ
う。1400セント打診の展開が続く見通し。8日のUSDA需給報告がイベントリス
クになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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