[今夜の視点]海外原油=戻り鈍いか、来週のFOMCを警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比1.14ドル高の70.48ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは69.50〜70.52ドル。
 今晩の海外原油の戻りは鈍いか。ニューヨーク原油やブレント原油の日足は下げ一服
を意識させるような格好となっているが、世界的な景気悪化が警戒されているならば、
すんなりと戻りを試すことはないと思われる。今晩の米雇用統計が十分に弱く、来週の
米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、利上げ打ち止め観測が強まらなければ買
い戻しは限定的だろう。非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが市場予想並みに堅調で
あるなら、タカ派的な据え置きが続き、米景気が悪化するリスクがあらためて意識され
そうだ。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2023年11月確報(連邦統計庁)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 雇用統計 2023年11月(労働省)
【経済】12/9 00:00 消費者信頼感指数 2023年12月速報値(ミシガン大)
【農産】12/9 02:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】12/9 02:00 農産物生産高(USDA)
【商品】12/9 05:30 建玉明細報告(CFTC)
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