●週間見通しゴム、需要不安と円高が上値圧迫=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は240円台前半まで急落する展開になった。為替が大きく円高に振れたことが
嫌気され、円建てゴム相場は値を崩した。急激な円高への対応を改めて迫られている。
また、中国の中国の格付け見通し引き下げの動きを受けて、改めて中国経済の減速懸念
を織り込むような動きがみられたこともネガティブ。上海ゴム相場が値を崩したことが
嫌気された。産地集荷環境は安定しており、特に材料視されていない。
 今週も上値の重さが残ろう。円高と需要不安の上値圧迫が続きやすい。為替相場のボ
ラティリティが高まっているが、円高傾向に修正を迫るような動きが生じる可能性は低
く、為替環境の上値圧迫は続こう。15日に発表される中国経済指標が強めの数値にな
ると下値がサポートされる見通しだが、改めてゴム相場を大きく押し上げるのは難し
い。低在庫環境を背景とした当限の急伸再開といった動きがみられなければ、上値の重
さが残される。
 予想レンジは235〜245円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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