−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 2 1,993.7 -20.8 シカゴ大豆 2024/ 1 1,336.00 +32.00 NY銀 2024/ 3 2,305.8 -21.8 シカゴコーン 2024/ 3 481.50 - 4.00 NYプラ 2024/ 1 915.7 - 4.1 NY原油 2024/ 1 71.32 + 0.09 NYパラ 2024/ 3 964.80 +13.20 ドル・円 146.19 + 1.21 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は1ドル=146.20円水準で推移 為替市場でドル円は146円台を回復。先週、日銀の植田総裁や氷見野副総裁の発言 で日銀の早期のマイナス金利解除への思惑が高まり、一時141円台まで急落した。た だ、先週末に発表になった米雇用統計が予想を上回ったことや、「マイナス金利やイー ルドカーブコントロール(YCC)撤廃などを急ぐ必要はほとんどない」といった日銀 関係者のコメントが伝わったこともあり、市場は冷静になっている。 来週の日銀会合でのマイナス金利解除はほぼ無いと見られており、先週の行き過ぎた 動きは修正されているようだ。しかし、テクニカルは下向きのサインが完全に点灯して おり、FRBの利下げ期待も根強いことから、150円まで戻そうという気配はない。 依然として意識は下向きにある模様。 今週は重要イベントが多く、13日水曜日のFOMCの結果発表の前に、消費者物価 指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。 ◎NY貴金属=総じて下落、米FRBの利下げ観測後退で ニューヨーク金、銀は続落。 金2月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を 受けて売り優勢となった。日中取引では、米国債の利回り低下を受けて軟調となった。 銀3月限は米国債の利回り低下や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは反発。 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、金軟調につれ安となったが、欧州時間に入 ると、押し目を買われた。日中取引では、米国債の利回り低下を受けて戻りを売られ た。 パラジウム3月限は買い戻されて下げ一服となると、株高を受けて堅調となった。 ◎LME=揃って下落、米利下げ観測の後退によるドル高から軟調 アルミ3カ月物は続落。2139ドルと小高く取引を開始した直後に2141ドルま で上昇したが、早々に軟化。アジア時間の後半に買い戻されたもののドル高を受けて戻 り待ちの売りが出て値を落とし、欧州時間は2127ドルを抵抗線に安値圏でのもちあ いとなった。米国時間にかけて買い戻されたが米利下げ観測が後退するなか戻り待ちの 売りが出たことから終盤にかけて下値を探る足取りとなり、一時は8月21日以来の低 い水準となる2116ドルまで下落。買い戻す動きも乏しいまま安値圏で終えた。 銅3カ月物は反落。米利下げ観測の後退によるドル高が弱材料となった。売りが先行 して8439ドルで取引を開始したが、これがこの日の高値となった。その後、値位置 を落としながらもアジア株高を手掛かりにした買いが見られて買い戻されたが日銀関係 者による今月のマイナス金利解除に否定的な見解を示したと報じられたことで、値を落 とし、欧州の時間帯は8375ドルを上値抵抗線とする安もみとなった。シカゴの時間 帯を迎えると、さらに値位置を落として8327ドルまで軟化。安値を買い戻されたが 8360ドルに達すると戻り待ちの売りを浴びて再び値を落とし、この日の安値に近い 水準で終了。 ◎NY原油=小幅続伸、急落一巡後の買い戻しが継続 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。 世界最大の石油消費国である米国の景気悪化や需要下振れが引き続き警戒されている ことが上値を抑制している一方、先週の下げが急激だったことから反動高が継続した。 ただ、今週の米消費者物価指数(CPI)の発表や、米連邦公開市場委員会(FOM C)を控えて方向感は限定的だった。 改質ガソリンの期近は反落。ヒーティングオイルは続伸。原油の動意が限定的だった ことから、製品の方向感も乏しかった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近から高騰、コーンは概ね軟調 大豆は期近から高騰。 ブラジル産地では一部で依然として乾燥が警戒されるなか、今週は後半には雨量が減 少する見通しとなっていることが買いを支援した。また、米農務省(USDA)が大口 成約を発表したことも買いを後押しした。1月限はこの日の上昇で前週末の下落を相殺 した。 コーンは出来高の薄い期先3本以外が軟調。 米農務省(USDA)の月例需給報告でブラジル、アルゼンチンの生産量予測据え置 きを手掛かりとした軟調な足取りとなった前週末の流れを引き継いだ。弱気な米農務省 (USDA)週間輸出検証高も重石となり、大豆の高騰に対する反応は限られた。 MINKABU PRESS
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