NY原油市況=小幅続伸、急落一巡後の買い戻しが継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/01     71.15       71.81       70.35       71.32        + 0.09
  2024/02     71.36       72.03       70.61       71.56        + 0.12
  2024/03     71.53       72.17       70.82       71.76        + 0.18
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     394,956              672,911             1,644,575    ( - 14,638)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     260.87    + 2.77
                            2024/02     257.89    + 2.81
         改質ガソリン       2024/01     204.31    - 0.67
                            2024/02     205.24    - 0.52
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が
0.09〜0.12ドル高。その他の限月は0.18〜0.52ドル高。
 世界最大の石油消費国である米国の景気悪化や需要下振れが引き続き警戒されている
ことが上値を抑制している一方、先週の下げが急激だったことから反動高が継続した。
ただ、今週の米消費者物価指数(CPI)の発表や、米連邦公開市場委員会(FOM
C)を控えて方向感は限定的だった。
 米エネルギー省(DOE)が最大300万バレルの戦略石油備蓄(SPR)の補充を
発表したことは支援要因。ただ、夏場以降、DOEは大規模放出後の買い戻しを継続し
ているが、今のところ補充の規模は限定的。
 時間外取引で1月限は71.81ドルまで堅調に推移した後、戻り待ちの売りに押さ
れると70.35ドルまで下落。ただ、通常取引では下げ渋り、プラス圏まで切り返し
て引けた。
 改質ガソリンの期近は反落。ヒーティングオイルは続伸。原油の動意が限定的だった
ことから、製品の方向感も乏しかった。
今日の材料
・EUは第12弾のロシア制裁で合意間近=ロイター
・ガザ地区の死者数が1万8000人を上回る
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