国内市場は売り買い交錯か。中心限月の2024年5月限で200円安〜200円高 程度を想定する。先週で海外原油の下げは一服しているものの、今晩の米消費者物価指 数(CPI)の発表や、本日から2日間の日程で始まる米連邦公開市場委員会(FOM C)を控えて動意は限定的だった。円相場が1ドル=146円前半で円安・ドル高推移 していることは国内市場の支援要因。 来年以降の世界的な景気悪化懸念が原油相場の戻りを抑制している。本日の米CPI の伸びはさらに鈍化し、インフレ率の正常化が連想される可能性が高い一方、米連邦公 開市場委員会(FOMC)ではタカ派的な据え置きが続く公算である。米金融当局がハ ト派寄りの態度を見せるとドル安や株高が物価上昇率の目標水準への回帰を遅らせる可 能性があり、追加利上げ含みの舵取りが続きそうだ。そうであるならば、高水準の金利 負担が続くことから、米経済の先行きが懸念されるのは当然であり、原油相場の上値は 引き続き重いだろう。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】08:30 消費者信頼感指数 2023年12月(WESTPAC) ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 企業物価指数 2023年11月(日本銀行) ◆ ドイツ ◆ 【経済】19:00 景況感指数 2023年12月(ZEW) ◆ イギリス ◆ 【経済】16:00 雇用統計 2023年11月(国立統計局) 【納会】--:-- ガスオイル 2023年12月限(ICE EUROPE) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】20:00 製造業生産 2023年10月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】22:30 消費者物価指数 2023年11月(労働省) 【経済】12/13 04:00 財政収支 2023年11月(財務省) 【経済】--:-- 連邦公開市場委員会(FRB) 【工業】12/13 06:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS
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