金・銀市況=金は続落、現物相場の反発も円高に戻りを抑えられ軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,288    -63     9,297   -57  : 1,988.65   - 9.28
銀          111.0    0.0     111.9  +1.8  : 2,300.00   - 3.00
プラチナ     4,272    -32     4,261   -19  :   917.30    -1.20
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   970.56   +31.71
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.41   -0.22  ユーロ・ドル相場   1.0770  -0.0018
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【市況】
 金は続落、金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安一服を
受けて先限は正午前に66円安で推移。午後に入り現物相場の反発も1ドル=145円
台前半の円高に戻りは抑えられ、軟調に推移し57円安で引けた。
 銀は先限のみの約定し買い優勢。先限は小口の買いが入って上昇し1.8円高。
 前営業日比は、金標準、金ミニが63〜57円安、ゴールドスポットが60円安、銀
が変わらず〜1.8円高。
 推定出来高は、金が2万8087枚、金ミニが5728枚、ゴールドスポットが
7071枚、銀が3枚。
【金は米CPIの影響受ける】
 金先限は日中取引で9282円まで下落した。8日の安値9279円が支持線になっ
ているが、戻り鈍く、9300円割れで引けた。日足は6日連続の陰線引けとなり、チ
ャートから、まだ底入れ感はない。9279円割れとなった場合の下のメドは、10月
18日の安値9205円、9200円の節目。
 今夜は11月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。インフレ鎮静化が示され
れば、来年の米金利引き上げ観測が再燃し、金にとって追い風。インフレ継続と評価さ
れれば、米金利引き上げ観測はさらに後退し、金にとって逆風。ニューヨーク金の取組
高は今月4日以降、減少が続き、買い資金が流出している。クリスマスシーズンで手じ
まい売りが進みやすい季節だが、流出に歯止めがかかるかに注目。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反発。きのうの海外市場では、米国債の利回り上昇などを
受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の1983.77ドルから、ドル安を
受けて堅調となったが、1985ドル台で上げ一服となった。正午に1981ドルに反
落したが、午後に入り、1988ドル台まで再上昇。ユーロドルが堅調に推移が追い
風。
MINKABU PRESS 森 成俊

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