LME市況=アルミ・銅は米株高などで小幅反発、ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,075.25  +    5.25     2,121.00  +   4.00
    アルミ合金      1,765.50  +    0.50      1,769.00      0.00
     銅         8,259.75  +   10.65      8,355.00  +  14.00
    ニッケル      16,297.00  -   92.50     16,520.00  -  87.00
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 アルミ3カ月物は小幅反発。買いが先行し2121ドルと小確りで寄り付いた。その
後もアジア株高やドルの軟化を手掛かりにした買いが続き一時2143ドルまで浮上し
た・しかし11月の米消費者物価指数(CPI)が米コア部門でインフレの継続を示し
たことが嫌気されて売り優勢に転じ、終盤に2116ドルの安値まで値を落とした。た
だ米株式市場が堅調地合いを維持したことで買い戻され、プラスサイドに転じて引け
た。
 12月11日の指定倉庫在庫は2150トン減の45万0225トン。
 銅3カ月物は小幅反発。8346ドルで小高く取引を開始。アジア株高やドル売りの
動きを受けて値位置を伸ばし一時は8395ドルに達したが、11月の米CPIが事前
予想に一致しながらもサービス部門の前月比が前月を上回ったことがコア部門でのイン
フレの継続を意識させたことが重石となり8305ドルの安値まで値を落としたが、米
株式市場が堅調地合いを維持したことが手掛かりとなって買い戻されプラス圏を回復し
て終えた。
 12月11日の指定倉庫在庫は2025トン減の18万0175トン。

 ニッケル3カ月物は続落。1万6560ドルで取引を開始。序盤に1万6700ドル
に達した後は値を落として1万6580ドル前後での高下が続いた。終盤に他非鉄貴金
属に追随する売りが見られた後に買い戻されたが、戻り待ちの売りを浴びてマイナスサ
イドで引けを迎えた。
 12月11日の指定倉庫在庫は450トン増の4万8588トン。
今日の材料
・12日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、12.00ポイント高の3003.44ポイント。
・欧州株は下落。FRBやECBの金融政策決定を前に様子見ムードが強いなか、売り優勢。
 英FTはハイテク株が下落。独DAXはエネルギー株が売られた。
・11月の米消費者物価指数 結果 0.1% 予想 0.1% 前回 0.0%(前月比)
             結果 3.1% 予想 3.1% 前回 3.2%(前年比)
             結果 0.3% 予想 0.3% 前回 0.2%(コア・前月比)
             結果 4.0% 予想 4.0% 前回 4.0%(コア・前年比)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=144.70円まで下落後に切り返したが、145.80円台で
 戻りを抑えられた。ニューヨーク終盤は145.50円台で推移。ユーロドルは1ユーロ
 =1.0828ドルまで上昇。今月5日以来の高値をつけた後、一時軟化も再浮上し、
 ニューヨーク時間の終盤は1.0790ドル台で堅調に推移。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が小幅続落、PGM系貴金属は上昇。ニューヨーク原油は
 大幅安。
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