[今日の視点]とうもろこし=先限は3万9000円を巡る攻防に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、先限が夜間取引を180円高で堅調に引けたことを引き継ぎ、序盤
は買い優勢で推移か。ただ、12月に入った後は軟調な足取りが継続するなか12日の
下落でそれまで下値支持線となっていた3万9000円を割り込むなど基調は弱いだけ
に上値の重さを確認した後に上げ幅を削る動きを予想。シカゴ期近3月限と円相場1ド
ル=145.50円からの換算値は150円高。日中取引では3万9000円を巡る攻
防となるなか、180円高程度になると予想。
 3万9000円を割り込むと夜間の始値である3万8900円前後まで軟化する不安
がある。夜間の出来高は4枚にとどまっているが、日中取引でも新規材料不足で閑散商
いを継続とみる。新規売買は限られると見られるだけに、期先の手じまい売りを警戒し
たい。

 12日のシカゴコーンは概ね反発。小麦の大幅高に追随する足取りだが、米国の23
/24年度需給は確定的で新規材料は見当たらない。ブラジルの生育も本格化するのは
大豆の収穫終了後だけに目先は模様眺めムードが強そうだ。投機家は買い玉を大幅に手
仕舞っており売り越し姿勢を強めている。上値の重い足取りが続きそうだ。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万8950〜3万9050円。本日の日
中取引の予想レンジは3万8900〜3万9200円。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】06:45 国際収支 2023年7-9月期(NZ統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 短観 概要及び要旨 12月調査(日本銀行)
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【朔望】08:33 新月 新月
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 鉱工業生産 2023年10月(EUROSTAT)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 貿易収支 2023年10月(国立統計局)
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2023年10月(国立統計局)
【経済】16:00 製造業生産指数 2023年10月(国立統計局)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】17:00 消費者物価指数 2023年11月(南アフリカ統計局)
【経済】20:00 小売売上高 2023年10月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】22:30 生産者物価指数 2023年11月(労働省)
【経済】12/14 04:00 FOMC声明文公表(FRB)
【経済】--:-- 連邦公開市場委員会(FRB)
【工業】12/14 00:30 週間石油統計(EIA)
【納会】--:-- ココア 2023年12月限(ICEUS)
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