18日前引けの日経平均株価は前営業日比349円80銭安の3万2620円75銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億8167万株、売買代金概算は1兆8059億円。値上がり銘柄数は184、対して値下がり銘柄数は1456、変わらずは21銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲にリスク回避の売りが優勢となり、日経平均は一時400円を超える下げをみせる場面もあった。値がさ株に売りがかさみ全体指数を押し下げている。前週末の米国株市場ではNYダウが7日続伸し最高値更新基調を継続したが、東京市場は外国為替市場で円高が一服しているにもかかわらず軟調な値動きを強いられた。あすの日銀金融政策決定会合の結果と植田日銀総裁の記者会見を前に、この結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせている。前引け時点でプライム市場全体の9割近い銘柄が下落する全面安商状となった。 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが売られ、三菱商事<8058>、リクルートホールディングス<6098>なども軟調。ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>なども冴えない。セルソース<4880>が急落、エニグモ<3665>、インフォマート<2492>などの下げも目立つ。半面、きょうも断トツの売買代金をこなしているレーザーテック<6920>が高く、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株の上昇が際立っている。デンソー<6902>もしっかり。エイチ・アイ・エス<9603>が高い。ギフトホールディングス<9279>は大幅高に買われた。巴工業<6309>も物色人気。 出所:MINKABU PRESS
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