金・銀市況=金が反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,252    -26     9,252   -33  : 2,022.04   -13.70
銀          107.0    0.0     110.5   0.0  : 2,392.00   -17.00
プラチナ     4,313    -57     4,305   -24  :   946.90   -10.52
パラジウム   5,100   +300     5,000  +300  : 1,173.88   +84.02
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.27   +0.38  ユーロ・ドル相場   1.0912  -0.0073
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【市況】
 金が反落、銀は4月限が下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったの
ち、円安やドル建て現物相場の堅調が下支えになったが、戻りは売られた。午後に入る
と、ドル建て現物相場の堅調と円安一服を受け、もみ合いとなった。銀は4月限が下落
した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが43〜26円安、ゴールドスポットが41円安、銀
が1.9円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万7950枚、金ミニが4633枚、ゴールドスポットが
5688枚、銀が1枚。
【金は米金融当局者の早期利下げけん制が圧迫】
 金先限は夜間取引で9224円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。
円相場は1ドル=142円台前半の円安に振れた。
 ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ
をけん制した。またシカゴ連銀のグールズビー総裁は、インフレとの闘いで勝利を宣言
するのは時期尚早だとし、利下げの判断は今後の経済データ次第になるとの考えを示し
た。ただ利下げ見通しに変わりはなく、アジア市場で押し目を買われた。一方、JPX
金は日銀金融政策決定会合が目先の焦点である。早期の金融政策修正が示唆されると、
円が買い戻される可能性がある。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(FR
B)の早期利下げをけん制する発言を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方
の2018.79ドルから、押し目を買われ、2023ドル台まで上昇したが、買い一
巡後は上げ一服となった。午後に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。
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