[今夜の視点]シカゴ大豆=週間穀物輸出検証高にも注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は下落。朝方は上伸したものの、午前のうちに高値から崩れ
た。1月限は1320セント台に乗せる場面もあったが、直近は1310セント台割れ
まで下落している。相変わらず激しい値動きとなっている。
 今後クリスマスに向けて、1月限が現状の13ドル台前半のもみ合いをどらに放れる
のか、あるいはこう着した展開が続くのかが注目されるが、15日は後述するように支
援材料が揃ったわりにはこう着した値動きとなっており、今週はこのままこう着した値
動きとなる可能性もある。今夜は週間穀物輸出検証高に加えて、このところ8営業日続
いているデイリー報告での大口の輸出成約の有無にも注目したい。
 15日のシカゴ大豆は総じて反落。デイリー報告で8営業日連続となる大口の輸出成
約が発表されたことや、全米油糧種子加工業者協会(NOPA)が発表した11月の大
豆圧砕高が事前予想レンジの上限に近かったことなど支援材料は揃ったものの、買い意
欲は盛り上がらず、ブラジルやアルゼンチンの良好な生育状況が弱材料視された。

 1月限は唯一小幅高で引けたが、高値の1320.50セントから引けは上げ幅を削
って、1315.75セントだった。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 18:00 景況感指数 2023年12月(ifo)
◆ アメリカ ◆
【農産】 12/19 01:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
◆ カナダ ◆
【経済】 22:30 新築住宅価格指数 2023年11月(カナダ統計局)

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