追加:LME市況=アルミは米利下げ期待などで続伸、銅・ニッケルは軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,229.50  +   23.23     2,283.00  +  35.50
    アルミ合金      1,769.00  +    0.50      1,769.00      0.00
     銅         8,393.81  -   60.84      8,482.50  -  66.50
    ニッケル      16,265.50  -  657.50     16,502.00  - 648.00
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 アルミ3カ月物は続伸。米利下げ期待が強く、ドル売りの動きが広がるなか買い優勢
となった。2240.50ドルで値位置を落として取引を開始。アジア時間は2252
ドルを上値抵抗線とする頭重い足取りになったが、欧州の時間帯にかけて浮上。しばら
く2269ドルを上値抵抗線として意識する動きを見せていたが、米利下げ期待を受け
たドル売りの動きや、米株高が手掛かりとなって買い優勢となり、終盤に11月7日の
高値に合わせとなる2286ドルの高値まで浮上し、この日の高値に近い水準を維持し
て引けを迎えた。
 12月15日の指定倉庫在庫は5万9850トン増の50万4475トン。
 銅3カ月物は続落。前週に大きく上伸した後の修正安となり、押し目を形成する動き
となった。8535ドルで小安く取引を開始した後、アジアから欧州の時間帯序盤にか
けては8526ドルを下値支持線とする底意の強い足取りとなったが、8526ドルを
割り込んだことで終盤に手仕舞い急ぎと見られる売りが膨らみ、引け間際に今月14日
以来の安値となる8456ドルを記録。安値を離れたものの、8500ドル台回復には
至らずに取引を終えた。
 12月15日の指定倉庫在庫は3100トン減の17万2450トン。

 ニッケル3カ月物は大幅反落。1万6625ドルと大きく値を落として取引を開始し
た後も、時おり買い戻しがあったものの、押し目底を模索する値動きとなった。1万
6780ドルに達したところで下げ渋りに転じ、しばらくもちあったが、終盤に売り崩
されて1万6395ドルの安値まで一気に下落。安値からの戻りも限られ低迷したまま
600ドルを超える下げ幅を記録して引けた。
 12月15日の指定倉庫在庫は2664トン増の5万1840トン。
今日の材料
・18日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は下落、11.75ポイント安の2930.80ポイント。
・欧州株はまちまち。英石油大手BPが紅海経由の輸送を停止すると発表したことで
 原油先物が上昇し、英FTはエネルギー株が上昇。ドイツ政府が電気自動車(EV)
 購入補助制度を打ち切った影響で、独DAXは自動車株の一部が売られた。
・ドルはまちまち。ドル円は一時1ドル=143.10円台まで上昇。ユーロドルは1ユー
 ロ=1.0931ドルで戻りを抑えられたが、小じっかり。
・米国株はニューヨークダウがほぼ変わらず、ナスダック指数は90,89ポイント高。
・ニューヨーク貴金属は金、プラチナが小幅高、銀、パラジウムは小幅安。ニューヨ
 ーク原油は上昇。
MINKABU PRESS
*今日の材料に米国株を追加。

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