石油午前=堅調、紅海における対立拡大を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は堅調。イスラエルのガザ侵攻に反発を続けるアンサール・アッラー
(フーシ派)が紅海での商船攻撃を継続していることから、この海域での緊迫感が高ま
っているほか、石油供給の混乱が警戒されている。米国が提案していた多国籍部隊が発
足し、紅海の安全を守る「プロスペリティ・ガーディアン作戦」が始動するものの、イ
ランの強い反発を招く可能性が高く、航行が正常化するのか不透明。日銀金融政策決定
会合の結果公表を控えて、円相場が1ドル=142円半ばで円買い・ドル売りが優勢と
なっていることは国内市場の重し。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。
 原油の2024年5月限は堅調も、夜間取引の高値からの調整している。日中取引開
始後は6万7500円まで上げ幅を削った。
 午前11時10分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
250〜990円高。
 午前11時10分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1442枚。
【10月のサウジ輸出量は増加】
 共同石油統計イニシアチブ(JODI)によると、10月のサウジの輸出量は原油と
石油製品の合計で日量734万バレルまで増加した。9月は同706万3000バレル
だった。年初からの減少傾向が一巡している。
【海外原油夜間取引=小幅高】
 ニューヨーク時間外取引で2月限は前日比0.12ドル高の72.94ドルで推移。
本日これまでのレンジは72.73〜73.08ドル。
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