20日前引けの日経平均株価は前営業日比580円02銭高の3万3799円41銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億8657万株、売買代金概算は2兆964億円。値上がり銘柄数は1184、対して値下がり銘柄数は425、変わらずは51銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場はリスクオンの流れが加速した。空売り買い戻しの動きを誘発し、先物主導で日経平均は大幅高となり、7月3日につけた年初来高値3万3753円を前引け時点では上回っている。前日の米国株市場でNYダウの最高値更新が続いたほか、外国為替市場で円安方向に振れていることも追い風となった。前日の日銀金融政策決定会合の結果と植田日銀総裁の記者会見を受けて、マイナス金利解除への思惑が後退した。値上がり銘柄数は全体の7割にとどまっているが、売買代金は2兆円を上回るなど高水準。 個別では川崎汽船<9107>が値を飛ばし、ファーストリテイリング<9983>も大きく買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも朝安後に切り返した。信越化学工業<4063>が高く、三菱重工業<7011>も買いを集めた。クラボウ<3106>、ユニオンツール<6278>、TOPPANホールディングス<7911>が大幅高。半面、東京電力ホールディングス<9501>が冴えず、ローム<6963>も売りに押された。関西電力<9503>は大きく値を下げた。パルグループホールディングス<2726>、楽天銀行<5838>が大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS
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