NY原油市況=続落、強弱材料が交錯も米株安で祝日前にやや売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)

              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2023/12     73.91      74.98      73.39      73.56      - 0.33
  2024/01     74.07      75.11      73.55      73.73      - 0.33
  2024/02     74.17      75.15      73.67      73.84      - 0.34
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
    477,619             527,707             1,572,142   (+  1,671)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2023/12     266.12    - 3.56
                   2024/01     263.58    - 3.44
改質ガソリン        2023/12     213.01    - 2.84
                   2024/01     214.15    - 2.51
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比は期近2限月が0.33ドル安。その他
の限月は0.74〜0.34ドル安。
 前日材料視されたアンゴラの石油輸出国機構(OPEC)脱退による今後の供給増加
観測が圧迫要因となる一方、イエメンの武装組織フーシ派が紅海を航行する船舶を攻撃
することに対して多国籍部隊を創設する計画されて緊張が高まっていることが下支え要
因となった。クリスマス休暇を控えていることで、高値では手じまい売りも出やすく、
ニューヨーク原油期近は75ドル、ブレント原油期近は80ドルの節目がそれぞれ上値
として意識される展開となった。結局米株が軟調となったこともあり、原油もマイナス
引けした。

 2月限はアジアの時間帯の時間外取引の午前に上昇して、以降は米国の時間帯中盤ま
で74ドル台後半を中心に推移し、高値は74.98ドルまであった。そのあと米国の
時間帯後半は74ドル台を割り込み73ドル台半ばで崩れ、安値は73.39ドルまで
あった。

 ロイター通信が業界筋の話として伝えたことによると、ロシアは1月の同国の原油輸
出を前月比で日量10万〜20万バレル減少させることを計画しているという。
 調査会社、ケプラーによると、12月のここまでの同国の海上油田からの原油輸出は
同350万バレル。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに大幅続落。原油以上の下げ幅となり、クラ
ックスプレッド(製品と原油のサヤ)が縮小した。

今日の材料
・ロシアが1月の原油輸出を前月比で日量10万〜20万バレル減少させる計画。
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