前週は安値修正の動きが優勢だった。BPが紅海の籍タンカー航行の停止を発表した ことで、主に欧州地区向けの供給に不透明感が強くなった。70ドル割れに対する下げ 過ぎ感、為替がドル安に振れたこともあり、クリスマス前に安値修正を進める動きが目 立った。一方で、週末にかけてはアンゴラが石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を 表明したことが警戒され、調整売りで上げ幅を削った。ただし、実際にどの程度のイン パクトを想定しておくべきかは評価が難しく、大きく値を崩すまでにはいたらなかっ た。 今週は70ドル台前半での小動きに終始しよう。クリスマスと年末の狭間で、方向性 を打ち出しづらい。中東の供給不安に関しては、輸送ルートの変更による一時的混乱に 留まる見通し。石油タンカーに対する攻撃報告といった動きがみられなければ、一段と 原油相場を大きく押し上げるのは難しい。一方、アンゴラのOPEC脱退についても、 直ちにアンゴラの大規模増産が見込まれている訳ではない。仮にOPECの結束が一気 に崩れるような動きがみられると値を崩すが、それは長期的な問題になろう。 予想レンジは71.00〜76.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。
| 指数名 | 現在値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 |
{{n_ttf.close}}
({{n_ttf.time}})
|
{{n_ttf.side_merge_str}}
|
| TOPIX |
{{topx.close}}
({{topx.time}})
|
{{topx.side_merge_str}}
|
| NYダウ |
{{dji.close}}
({{dji.time}})
|
{{dji.side_merge_str}}
|
| 米ドル/円 |
{{jpy_x.close}}
({{jpy_x.time}})
|
{{jpy_x.side_merge_str}}
|
| WTI原油 |
{{vnm_two.close}}
({{vnm_two.time}})
|
{{vnm_two.side_merge_str}}
|
| NY金 |
{{vcm_one.close}}
({{vcm_one.time}})
|
{{vcm_one.side_merge_str}}
|
| グロース250 |
{{mthr.close}}
({{mthr.time}})
|
{{mthr.side_merge_str}}
|
| 上海総合指数 |
{{ssec.close}}
({{ssec.time}})
|
{{ssec.side_merge_str}}
|