前週は安値修正の動きが優勢だった。BPが紅海の籍タンカー航行の停止を発表した ことで、主に欧州地区向けの供給に不透明感が強くなった。70ドル割れに対する下げ 過ぎ感、為替がドル安に振れたこともあり、クリスマス前に安値修正を進める動きが目 立った。一方で、週末にかけてはアンゴラが石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を 表明したことが警戒され、調整売りで上げ幅を削った。ただし、実際にどの程度のイン パクトを想定しておくべきかは評価が難しく、大きく値を崩すまでにはいたらなかっ た。 今週は70ドル台前半での小動きに終始しよう。クリスマスと年末の狭間で、方向性 を打ち出しづらい。中東の供給不安に関しては、輸送ルートの変更による一時的混乱に 留まる見通し。石油タンカーに対する攻撃報告といった動きがみられなければ、一段と 原油相場を大きく押し上げるのは難しい。一方、アンゴラのOPEC脱退についても、 直ちにアンゴラの大規模増産が見込まれている訳ではない。仮にOPECの結束が一気 に崩れるような動きがみられると値を崩すが、それは長期的な問題になろう。 予想レンジは71.00〜76.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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