●論点解説ゴム、上海ゴム相場の反発続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 上海ゴム相場の安値修正が続いている。12月上旬は中国経済の減速懸念を背景に
1万3000元の節目割れが打診される展開になっていたが、足元では1万4000元
水準まで切り返している。何かゴム需給環境に大きな変化が生じたというよりも、中国
経済のリスク評価の変化を受けてのものである。12月上旬は中国経済の減速懸念を素
直に織り込んでいたが、足元ではそれが2024年に中国政府の景気刺激策を促すとの
見方に転換されていることが、上海ゴム相場の押し上げ要因になっている。テーマの設
定状況に依存する不安定な地合だが、景気対策期待が中心テーマになっている間は、ゴ
ム相場の安値修正が支持される。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。