ＮＹ原油市況＝反発、紅海で多国籍部隊が発足も商船攻撃が続く

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ニューヨーク原油（ＮＹＭＥＸ）
              始　値    　高　値　　　安　値　　　帳入値　　　前日比
  2024/02     73.56       76.18       73.13       75.57        + 2.01
  2024/03     73.74       76.31       73.32       75.71        + 1.98
  2024/04     73.93       76.37       73.48       75.79        + 1.95
　　推定出来高      　　前日出来高　　　　　　前日取組高　（前々日比）
    253,000              513,366             1,561,234    ( - 10,908)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 帳入値　　前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     266.88    + 0.76
                            2024/02     264.67    + 1.09
         改質ガソリン       2024/01     215.83    + 2.82
                            2024/02     217.24    + 3.09
注：４本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
　　ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
　　値および安値と市況内の相場表の４本値は異なります。
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　ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月が１．９８〜
２．０１ドル高。その他の限月は０．０４〜１．９５ドル高。
　イエメンのアンサール・アッラー（フーシ派）が紅海でイスラエルが関与する商船に
対する攻撃を継続していることから供給の混乱が警戒された。米国主導で紅海の安全を
守る多国籍部隊が発足しているが、商船を護衛する艦艇が不足しており、妨害行為は続
いている。中東地域からの石油供給に下振れは今のところないものの、イスラエルがガ
ザ侵攻をやめる気配はなく、アンサール・アッラーなど武装勢力を支援するイランとの
対立拡大が意識されている。
　来年の米利下げ開始観測は支援要因。高水準の米政策金利が調整されることによる景
気刺激が期待されている。ＣＭＥのフェドウォッチによると、早ければ３月にも利下げ
が始まるとみられている。
　時間外取引で２月限は７３．１３ドルまで弱含んだが売りは続かず、通常取引開始を
控えて買いが優勢となった。通常取引が始まると７６．１８ドルまで上げた。ただ、引
けにかけては上昇幅をやや削った。
　改質ガソリンとヒーティングオイルは反発。原油高が手掛かり。
今日の材料
・イスラエルはガザ地区に外国人部隊を派遣＝スペイン・エル・ムンド紙
・Ｆ１６戦闘機の一人目のウクライナ人パイロットの訓練が完了＝報道
MINKABU PRESS

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