NY原油市況=小幅続落、紅海の運航再開見通しで戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/ 2     71.99       72.62       71.34       71.65        - 0.12
  2024/ 3     72.15       72.80       71.54       71.84        - 0.13
  2024/ 4     72.41       72.93       71.72       72.01        - 0.13
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     354,917              545,277             1,579,447    ( + 20,465)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     255.31    - 0.32
                            2024/02     252.89    - 1.14
         改質ガソリン       2024/01     210.26    + 1.74
                            2024/02     210.63    + 0.66
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.13
〜0.12ドル安。その他の限月は0.23〜0.11ドル安。
 イスラエルのガザ攻撃が継続し、イランがイスラエルの諜報機関モサドとつながりを
持つ「破壊工作員」4人の死刑を執行したことを発表すると、地政学的リスクが意識さ
れ、下げ一服となった。ただ紅海の運航再開見通しが圧迫要因となって戻りを売られ
た。デンマークは、紅海の航行の自由を確保する米主導の多国籍部隊にフリゲート艦1
隻を派遣すると発表した。
 米中央軍は、紅海南部でイエメンの親イラン武装組織フーシ派が発射したドローン
(無人機)1機と対艦弾道ミサイル1発を撃墜したと発表した。フーシ派の商船攻撃が
続いていることも原油の下支え要因になった。ただ米主導の多国籍部隊による商船護衛
で運行が再開する見通しであることが原油の圧迫要因になった。
 時間外取引でもみ合いとなり、通常取引開始後は買い戻されて72.62ドルまで上
昇した。その後は、紅海の運航再開見通しで戻りを売られ、71.34ドルまで下落し
た。
 改質ガソリンは買い戻されて下げ一服となり、ヒーティングオイルは原油安につれ安
となった。
今日の材料
・米石油掘削リグの稼働数は前週比2基増の500基=米ベーカー・ヒューズ
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