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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2024/02 70.50 73.19 69.28 72.70 + 2.32
2024/03 70.77 73.33 69.56 72.89 + 2.27
2024/04 70.94 73.43 69.79 73.03 + 2.21
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
491,497 678,084 1,586,914 ( + 4,916)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2024/02 260.44 + 7.86
2024/03 256.99 + 7.70
改質ガソリン 2024/02 215.81 + 6.32
2024/03 217.55 + 6.15
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.27〜
2.32ドル高。その他の限月は0.76〜2.21ドル高。
リビア最大級のシャララ油田が生産を停止したことが買い手掛かり。生活環境の改善
を訴える住民の抗議活動が背景。シャララ油田の生産量は日量30万バレルで、生産停
止が長引くと欧州市場の供給不足が意識される可能性がある。
イランの爆発で100人程度の死者が発生したことは中東情勢のリスク要因。
2020年に米国が殺害したイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の追悼式典で爆発が
発生しており、イラン当局はテロ攻撃との認識を示した。イランはイスラエルを攻撃す
る武装組織ハマスやヒズボラ、アンサール・アッラー(フーシ派)などを支援してお
り、以前にも増してイスラエルとの敵対関係が強まっている。米国やイスラエルの関与
が疑われているが、米国は関与を否定している。
イスラエルはレバノンの首都ベイルート郊外のヒズボラの拠点をドローンで攻撃し、
ハマス幹部のサレハ・アルーリ氏を殺害したもよう。ただ、イスラエルはこの攻撃への
関与を明言していない。
紅海でアンサール・アッラーの妨害行為が継続していることは支援要因。アンサー
ル・アッラーはイスラエルが関与する商船への攻撃を続けている。イスラエルがパレス
チナのガザ地区で虐殺を続けていることが背景。イランが紅海に軍艦を派遣したことも
緊張感を高めている。
時間外取引で2月限は69.28ドルまで下落したものの、売りが強まったのは一時
的で、プラス圏へ切り返した。通常取引が始まると買い戻しが優勢となり、73.19
ドルまで上げた。
改質ガソリンとヒーティングオイルは反発。原油高に連動した。
今日の材料
・米原油在庫の市場予想は前週比300万バレル減
・米軍はイエメン攻撃を選択肢の一つとして準備=米WSJ
・ドイツとカナダ政府は国民にレバノンからの即時退去を要請
・OPECプラス、共同閣僚監視委員会(JMMC)を2月1日に開催へ
MINKABU PRESS
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