2024年の原油相場は上値の重い展開が想定される。世界経済の減速圧力が強く、 需要不安が強い。現時点でリセッション入りのリスクを十分に織り込んでいないだけ に、想定以上の景気減速圧力に対しては脆弱な地合が続く。米国やカナダ、ブラジルな ど非石油輸出国機構(OPEC)からの増産圧力が強く、OPEC主導の需給管理には 限界が見え隠れする。米戦略石油備蓄(SPR)購入の動き、米連邦準備制度理事会 (FRB)が利下げサイクル入りすることはポジティブだが、年間を通じて需給バラン スは均衡から小幅供給過剰が見込まれている。地政学リスクが原油供給障害に直結する ような動きがみられなければ、90ドル台へのレンジ切り上げは難しい。逆に70ドル 割れからの急落リスクも乏しいだが、2023年安値を下抜き、瞬間的に60ドルの節 目を試すリスクも想定が必要となる見通し。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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