NYプラチナ市況=続落、予想以上の全米雇用報告が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   986.4      988.2       964.2       966.3    - 20.8
         (24/ 7)   985.7      994.8       971.8       973.4    - 20.7
 パラジウム  (24/ 3)  1072.50    1081.00     1035.50     1037.80   - 33.30
         (24/ 6)  1070.00    1086.00     1045.50     1046.00   - 33.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          18,350         23,338        73,225       (-    658)
 パラジウム          2,369          2,777        16,503       (+    158)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          37,440.34  +  10.15
      3日  143.22/24   1.0920/22   ・ナスダック         14,510.30  -  81.91
      4日  144.59/61   1.0949/51   ・10年米国債利回り      3.99  +   0.09
・NY原油  (24/ 2)   72.19 - 0.51  ・SPDR保有金残高    874.21  -   4.33
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比は、プラチナが21.1〜19.5ドル
安、中心限月の4月限が20.8ドル安、パラジウムが33.30〜30.90ドル
安、中心限月の3月限は33.30ドル安。
 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下期待は
行き過ぎとの見方から手じまい売りなどが出て軟調となった。欧州時間に入ると、ドル
安を受けて押し目を買われた。日中取引では、予想以上の全米雇用報告を受けて戻りを
売られた。
 パラジウム3月限は予想以上の全米雇用報告を受けて売り優勢となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を975.5〜988.2ドルのレンジで推移し、前日
比3.1ドル安の984.0ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、米連邦準備理事
会(FRB)の利下期待は行き過ぎとの見方から手じまい売りなどが出て軟調となっ
た。欧州時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。
 日中取引は、予想以上の全米雇用報告を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を
割り込むと、手じまい売りなどが出て964.2ドルまで下落した。
 12月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は16万4000人増加と市場予
想の11万5000人増を上回った。また米新規失業保険申請件数は1万8000件減
の20万2000件となり、労働市場のひっ迫を示した。米連邦準備理事会(FRB)
の利下げ見通しに変わりはなく、ドル安が再開したが、プラチナの反応は限られた。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1061.50〜1081.00ドルのレンジで
推移し、前日比0.90ドル高の1072.00ドルとなった。3月限は高寄りしたの
ち、戻りを売られた。欧州時間に入ると、ドル安が受けて堅調となった。
 日中取引は、予想以上の全米雇用報告を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を
割り込むと、テクニカル要因の売りが出て1035.50ドルまで下落した。
 3日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比3118オンス増の21万
7068オンス、パラジウムは変わらずの5万3862オンス。
今日の材料
・過激派組織「イスラム国」(IS)は、イラン南東部の都市ケルマンで発生した爆発
について、ISが実施したとする声明を発表した。
・12月の独消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で
前年同月比3.8%上昇し、市場予想と一致した。伸び率は11月の2.3%から加速
し、11月までの鈍化傾向が中断した。
・アドビ・アナリティクスによると、米国で2023年年末商戦(11月1日〜12月
31日)のオンライン支出が4.9%増の約2221億ドルに達した。積極的な値引き
に加え、後払い決済サービス(BNPL)が消費意欲を支援したもよう。アドビの事前
予想は2218億ドル。
・米新規失業保険申請件数は1万8000件減の20万2000件となり、昨年10月
中旬以来の低水準となった。市場予想(21万6000件)を下回り、労働市場が依然
としてかなり逼迫していることを示唆した。
・12月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は16万4000人増加した。8
月以来の大幅増となり、労働市場の持続的な力強さが引き続き経済を支える可能性を示
唆した。予想は11万5000人増だった。
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