CFTC大口投機資金動向(1/2時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における1月2
日時点の大口投機家の売り越しは274万8317枚となり、前週の260万8495
枚から拡大した。取組高合計は4133万6654枚となり、前週から35万8405
枚(0.87%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.5%増、債券
合計が0.2%増、為替合計が2.8%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.5%増、エネルギー合計は2.1%増、金属合計は1.8%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大、債券で手じまい売りが買い戻しを上回って売り越しを拡大し
た。為替は新規買いが新規売りを上回って買い越し(ドル売り)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、株式に利食い売りが出るなか、ドルが買い戻された。米雇用統計で労働市場
の堅調が示されたが、米ISM非製造業総合指数が低下し、各市場で乱高下したが、米
連邦準備理事会(FRB)の3月利下げ見通しに変わりはなかった。今週は12月の米
消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が5万7195枚売り越し(前週5万5568
枚売り越し)、ユーロは11万9476枚買い越し(同11万7391枚買い越し)、
英ポンドは1万5205枚買い越し(同1万4092枚買い越し)となった。ユーロは
新規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油はリビアの生産停止やイランのテロ攻撃などを受けて堅調となっ
た。貴金属市場では、金がドル高を受けて軟調となったが、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ見通しを受けて押し目を買われた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が16万3729枚買い越し(前
週19万9284枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は20万7649枚買い越し(同20万7718枚買い越し)に縮小、ニューヨ
ーク・プラチナは2万9039枚買い越し(同2万3662枚買い越し)に拡大した。
金は新規売りが新規買いを上回り、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが14万6728枚売り越し(前週12万
7651枚売り越し)、大豆は2万1928枚売り越し(同1万1926枚売り越し)
に拡大した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は新規売りが新規買いを上
回った。前週のコーンは、ブラジルの作付け開始などを受けて売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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