プラチナ市況=プラチナはまちまち、終盤に先限から小華高に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,507   + 83     9,512  + 80  : 2,034.30   + 9.81
銀          108.0   -1.0     107.6   0.0  : 2,303.00   +22.00
プラチナ     4,331    -24     4,310   + 4  :   924.60   - 7.57
パラジウム   4,700    0     4,700    0  : 1,015.38   +32.65
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.46   +0.59  ユーロ・ドル相場   1.0977 + 0.0049
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナはニューヨーク安を
受けて売り優勢で始まった。その後は、円安一服を受けて軟調となり、先限は正午前に
17円安で推移。午後に入り、終盤に金の続伸、ドル建て現物相場の堅調を背景に先限
から小高くなり、期中も戻り歩調となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが24円安〜4円高、プラチナスポットが
21円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1451枚、プラチナミニが1176枚、プラチナス
ポットが4682枚、パラジウムが0枚。
【値ごろ感が台頭しつある、米CPI受け下げ止まるかに注目】
 プラチナ先限は小反発。夜間取引の中盤に4272円まで下げ幅を拡大。2日続けて
昨年12月18日以来の安値更新。日中取引は前半、戻り鈍く推移。後半から終盤は戻
り歩調となり、自律修正高となった、
 今夜発表の12月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、ニューヨークプラチナが
下げ止まるかに注目したい。ドル建て現物価格は昨年12月28日に1011.91ド
ルまで上昇。同月29日から調整局面入りし、10日は917ドルまで下落。高値から
100ドル近くの下落となり、値頃感が台頭しつつある。
 10日のJPXプラチナの取組高は増加。昨年の大納会(12月29日)から4日連
続で取組高が減少していたが、増加に転じた。この市場は値ごろ感が強まると、一般投
資家の新規買いが増える傾向にある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は堅調。朝方の919.80ドルから、ドル安を受け
て小高くなった。午前中は925ドルが抵抗線になったが、午後になり、925ドル超
えとなり、一時927ドル台までジリ高。
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