プラチナ市況=プラチナは上昇、146円台の円安に支援され小じっかり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,618    +32     9,627   +35  : 2,049.27   - 5.54
銀          106.7    0.0     110.1  -0.8  : 2,307.00   -16.00
プラチナ     4,293    + 6     4,286   +10  :   911.48    -3.12
パラジウム   4,600   -100     4,600  -100  :   969.91   -16.03
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.19   +0.94  ユーロ・ドル相場   1.0916  -0.0049
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが上昇。プラチナは円安を受けて買い優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられたが、ドル高一服を
受けて地合いを引き締め、先限は正午過ぎに10円超の上昇で推移。午後は現物相場の
上値の重さにも1ドル=146円台前半の円安に支援され、小じっかり。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は全限月が100円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが6〜23円高、プラチナスポットが12円
高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが7150枚、プラチナミニが647枚、プラチナスポット
が5826枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は戻りが抑えられる、明日は中国のGDP発表】
 プラチナ先限は夜間取引で4303円まで上昇。夜間取引の後半に4272円まで軟
化したが、プラス再浮上。日中取引は4297円で頭打ちとなったが、午後もプラスサ
イドで堅調に推移。出来高は15日のニューヨークプラチナ市場が休場となったため、
7100枚台にとどまり、戻りが抑えられた。
 明日は昨年第4四半期の中国国内総生産(GDP)と12月の小売売上高、鉱工業生
産高の発表がある。発表後、アジア時間のプラチナ現物市場ではさほど材料されなくて
もニューヨークプラチナ市場で材料視され、ファンドの売買口実にされる可能性あり、
油断は禁物。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の915.14ドルから、ドル
高を受けて軟調となったが、ドル高が一服すると下げ一服となった。午後になり、午後
1時前に907.50ドルまで下落する場面があったが、すかさず買い拾われ、910
ドル台に戻した。午後3時半頃に905ドルまで急落したが、910ドル水準に戻して
いる。
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