プラチナ市況=プラチナはまちまち、期先は現物堅調で先限から小幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,568    -55     9,581   -51  : 2,015.13    -9.77
銀          106.7    0.0     106.3   0.0  : 2,274.00   +33.00
プラチナ     4,305    - 1     4,321   + 6  :   905.89    +0.29
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   963.62   +20.64
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.84   -0.05  ユーロ・ドル相場   1.0879 +0.0016
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅まちまち。円高を受けて売り優勢で
始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の押し目を買われたことが下支えに
なり、先限は正午前に8円安で推移。午後になり、戻り歩調となり、前日の終値を挟ん
でもみあい後、現物相場が堅調に推移から終盤に小高くなった。期先10、8月限、期
近4月限は先限につれ高となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが6円安〜6円高、プラチナスポットが4円
高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9833枚、プラチナミニが580枚、プラチナスポット
が2888枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は4300円割れは長く続かず】
 プラチナ先限は小幅高。夜間取引で4297円まで下落。4300円割れは長く続か
ず、夜間取引の後半に4324円まで反発。日中取引で4299円をつけたが、夜間取
引と同様に4300円割れは続かず、午後は小高くなった。4300円水準で押し目買
いの動きは感じられた。先限の小じっかりとした動きが他限月に波及したが、まとまっ
た買い戻しはなく、踏み上げ相場にはならず。
 昨日、中国人民銀行(PBOC)が景気刺激策として、預金準備率の0.5%引き下
げを発表した。プラチナ市況にとって強材料ではあるが、ドル建て現物相場は900ド
ルをわずかに超えた水準で推移し、上値は重い印象だ。来月は中華圏で春節を控え、中
国の実需家の買いが鈍る可能性もある。当面は今夜発表の昨年第4四半期の米国内総生
産(GDP)速報値、明晩発表の12月の米個人消費支出(PCE)に対する反応待
ち。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の901.78ドルから、ドル高を受け
て上げ一服となったが、押し目は買われた。午後になり、900ドルをつけた後、
906ドル台に上昇。
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