プラチナ午前＝プラチナは続落、ＮＹ安を引き継ぐ

【場況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調に上値を
抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
　午前１１時３分現在の前営業日比は、プラチナが３１〜２２円安、プラチナミニが
５５．０円安〜１４．５円高、プラチナスポットが３７円安、パラジウムが出来ず。
　午前１１時３分現在の出来高は、プラチナが１万１２４６枚、プラチナミニが９３０
枚、プラチナスポットが４６２８枚、パラジウムが０枚。
【ＮＹプラチナは予想以上の米雇用統計や金軟調が圧迫】
　プラチナは予想以上の米雇用統計や金軟調が圧迫要因になった。１月の米雇用統計
は、非農業部門雇用者数が前月比３５万３０００人増と、事前予想の１８万人増を大幅
に上回った。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の早期利下げ観測が後退し、ドル高に振れ
た。
　パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長はＣＢＳニュースの番組「６０ミニッツ」
で、金融当局として３月以降まで利下げに踏み切るのを待つ公算が大きいと語った。
　プラチナ先限は夜間取引で４２８０円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は１ドル＝１４８円台後半で円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の８９５．４７ドルから、パウエル米連
邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が早期利下げに慎重な見方を示したことを受けて売り優勢
となったのち、８８８ドル台で下げ一服となった。
　午前１１時現在、プラチナは８９２．００ドル、パラジウムが９３８．１２ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが９１５．７０ドル、パラジウムが９７３．６３
ドル。
MINKABU PRESS

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