[今夜の視点]金・銀=中東の緊張が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、予想以上の米ISM非製造
業総合指数を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の2024.59ドルか
ら、中東の緊張などを受けて買い戻され、2028ドル台まで上昇した。午後に入る
と、買いが一巡し、上げ一服となったが、押し目は買われ、2029ドル台まで上昇し
た。
 米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退したが、中東の緊張が下支えに
なった。イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラエル軍がイスラム組織ハマスの戦闘員
の半数以上を死傷させたとし、「完全勝利」まで戦いを続けると言明した。停戦交渉が
打ち切られるのかどうかを確認したい。
<今夜の予定>
・独製造業受注 2023年12月(経済技術省)
・ユーロ圏小売売上高 2023年12月(EUROSTAT)
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