続伸、パレスチナを巡る対立は継続へ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=73.31(+0.53 +0.73%)

 ニューヨーク原油は続伸。中東情勢の混乱が継続する見通しであることが相場を支えた。イスラエルと武装組織ハマスの停戦案が協議されているものの、双方が納得する内容にはたどり着けておらず、パレスチナを巡る武力衝突が続くとみられている。また、今回の虐殺でパレスチナ自治区の死者数は3万人の大台に近づきつつあり、停戦が合意に至ってもシオニズムを支持する国への攻撃が止まない可能性も意識されている。米国や英国など連合軍による空爆を受けつつ、イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)は紅海で船舶への攻撃を続けており、供給網は正常化していない。

 時間外取引で3月限は前日終値を挟んで上下したなかで、一時72.38ドルまで軟化したが売りは続かず。通常取引開始後は買いが優勢。上げ幅を消す場面があったものの、73.82ドルまで堅調に推移した。

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