プラチナ市況=プラチナはまちまち、期先は現物相場が上値重く小幅安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,674    - 3     9,674   - 3  : 2,033.60   + 5.31
銀          102.3    0.0     106.3  -2.7  : 2,225.00   -17.00
プラチナ     4,325    + 9     4,314   - 5  :   903.91   + 0.97
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   943.88   -18.50
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.97   -0.42  ユーロ・ドル相場   1.0763  +0.0013
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅まちまち。プラチナは1ドル=
147円台後半の円高を受け、売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅
調を受けてプラスサイドに転じた。上値は重いならも先限は正午前に小高く推移。午後
は前日の安値水準でもみあいながら小じっかりと推移したが、現物相場の上値の重さか
ら終盤は期先2本が小安くなった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが8円安〜9円高、プラチナスポットが6円
高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7235枚、プラチナミニが614枚、プラチナスポット
が2218枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは現物価格・NYプラチナとも900ドル割れは値ごろ感】
 プラチナ先限は夜間取引に4343円まで上昇。今月5日の高値4356円が抵抗線
となり、急速に上げ幅を削る動きとなったが、4310円が支持線となった。日中取引
に入り、4333円まで上昇。中盤から4320円を挟んでもみあいとなったが終盤に
弱含みとなった。チャートは三角ペナントを形成中。
 6日のニューヨークプラチナは小幅続伸。期近4月限は915.4ドル台まで上昇。
1月25日以降、度々、900ドル割れがあったが、終値で900ドル割れは一度もな
い。900ドル割れは確実に買い拾われている印象だ。現物価格の900ドル割れも長
期化することなく、900ドル台前半に戻している。まだ上昇基調に転換はしていない
が、900ドルドル割れは値ごろ感はあるとの評価が優勢もよう。上海総合指数が続伸
で推移していることは投資家心理を強気にさせる一因。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は上値重く推移。朝方の90.17ドルから、ドル安を
受けて堅調となり、午前中は908ドル台まで上昇。午後になり、売り圧力が強く、
899ドルに軟化場面があった。
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