プラチナ市況=プラチナは反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,763    +58     9,762   +48  : 2,032.50    +0.07
銀          102.3    0.0     106.3   0.0  : 2,261.00   +32.00
プラチナ     4,293    +43     4,309   +34  :   891.46    +7.78
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   894.27    +0.26
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.39   +0.75  ユーロ・ドル相場   1.0771  -0.0011
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目を買われたが、円安一服
に上値を抑えられた。午後に入ると、円安を受けて堅調となった。パラジウムの商いは
成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが34〜55円高、プラチナスポットが62
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9745枚、プラチナミニが965枚、プラチナスポット
が3876枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは割安感から買い戻される】
 プラチナ先限は4324円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ
た。円相場は1ドル=149円台半ばまで円安に振れた。植田日銀総裁は「先行き、マ
イナス金利解除を実施したとしても、緩和的な金融環境が当面続く可能性は高い」と述
べた。
 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退や中国経済の先行き懸念が
圧迫要因だが、900ドル割れで割安感が出ており、ドル高一服をきっかけに買い戻し
主導で上昇した。中国は10〜17日に春節休暇となる。また中東の緊張の高まりも下
支え要因である。イスラエルは、パレスチナ自治区ガザ最南部のラファを爆撃した。ラ
ファには100万人以上の避難民が集まっており、地上戦が開始されれば大惨事になる
ことが懸念されている。来週は13日に1月の米消費者物価指数(CPI)の発表があ
る。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の890.92ドルから、ユーロの
押し目を買われたことを受け、もみ合いとなった。午後に入ると、ユーロ高一服に上値
を抑えられた。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。