NY貴金属引け速報=大幅安、予想以上の上昇の米CPIを受けたドル高から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   24/ 4  2007.2  - 25.8      プラチナ    24/ 4   878.9   - 18.2
         24/ 6  2027.1  - 25.9              24/ 7   887.7   - 18.1
    銀   24/ 3  2215.4  - 61.3      パラジウム   24/ 3   860.50  - 36.10
        24/ 5  2236.5  - 61.7              24/ 6   870.80  - 34.00
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 ニューヨーク金は大幅続落、銀は急反落。終値の前日比は金が25.9〜23.8ド
ル安、中心限月の4月限が25.8ドル安。銀が61.7〜59.9セント安、中心限
月の3月限は61.3セント安。
 金4月限は大幅続落。時間外取引では、ドル小幅安を受け、買い優勢となり、終盤、
9ドル超の上げ幅を維持した。日中取引では、1月の米消費者物価指数(CPI)が前
年比+3.1%(事前予想+2.9%)で予想以上の上昇となり、6月の米利下げ期待
が後退し、ドル高となったことで急落となった。中盤にかけ下げ幅を拡大し、2000
ドルの節目を意識するまで下落。2000ドルが支持線となり、下値を切り上げたが、
戻り売り圧力は強く、25ドル超の下落で引けた。
 銀3月限は時間外取引で買い優勢となり、一時2300セント超えとなった。上げ幅
を縮小も終盤2290セント台で堅調に推移した。日中取引は1月の米CPIが予想以
上の強い数字となり、ドル高から値を崩す展開となった。2200セントが支持線にな
ったが、この日の安値圏で引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は大幅反落。前日比は、プラチナが19.4〜17.4
ドル安、中心限月の4月限が18.2ドル安、パラジウムが36.10〜34.70ド
ル安、中心限月の3月限は36.10ドル安。
 プラチナ4月限は大幅反落。時間外取引では、ドル小幅安から買い優勢となり、終盤
にかけて6ドル超の上げ幅を維持し、堅調に推移。日中取引では、米CPIの急上昇か
ら売り圧力が強まり、下げに転じた。870ドル台半ばで下げ渋ったが、前日の上げ幅
をほぼ失う下落で引けた。
 パラジウム3月限も大幅反落。時間外取引は他の貴金属と同様に買い優勢となり、終
盤、13ドル超の上昇で推移。日中取引はドル高から急落となり、30ドルを超える下
落となり、軟調に推移。851.50ドルまで下落し、一代安値を更新した。
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